発達障害の水際対策① — 改善法を選択肢として

 数年前に受けた空港警備に関する座学で「水際対策」という言葉を聞いた。伝染病や犯罪など有害なものが上陸するの防ぐ為に、空港などで実施される検疫や検査のことだ。

 別に空港に限ったことではなく、ある境界線を引いて行われる有事対策全般に使える単語だと思っていい。

 丁度その頃、海辺モデルの基準が頭に出来つつあった私の脳は「水際対策」という言葉を取り込んだ。発達障害と社会との関わりについて、私が以前から懸案事項としている問題の対策に相応しい言葉だった。

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 認知度の広まりに伴い理解や支援は進展したと言えるが、「症状の改善」については全く進んでいないと言わざるを得ない。これは発達障害が「障害」として認知されているせいである。世間的に「障害」とは「治せないから障害」なのだ。

 実際には障害というより依存症だ。訓練で改善が望める症状もある。私の考察でもケアレスミス、コミュ障、習得困難は改善できるものとして発信している。しかし、その術は一般常識として浸透しているわけではない。

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 私の改善法が広まったところで発達障害症状に苦しむ人全てが救われるわけではないが、改善法で症状が改善すれば、望んでいない診断や精神薬を飲む人をそれだけ減らすことはできる。

 その効果と結果の関係性はまさに水際対策だと言える。

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 私がまだ症状に振り回されていた頃は、これといった改善法は存在しなかった。どれだけネットで調べても「これだ」と思えるものには出会えなかった。一般常識として浸透していないという意味で言えば、今も状況は大して変わっていない。

 ただ今の時代は私がネットで発信していることにより、誰もが「改善を試みる選択肢」を得ることができる。

 この取り組みは水際対策以上のものにはならないと思う。

 それでも生きている限り続けていきたいと思っている。



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