『あぶり出し型脳』に関するガイドライン

 

あぶり出し型脳の使用について

 2017年4月に当ブログ上にて提唱した「あぶり出し型脳」考察は、その後Twitterや個人ブログ、まとめサイトなどネット上で度々話題にされるようになり、〝あぶり出し型脳〟に言及した一般書籍も出てきました。もはや私の記事を離れて自由に使われている状態であり、発達障害用語の一つとして定着しつつあるとみています。

 発達障害の特徴や境遇の言語化は永遠の課題であり、当事者や専門家が日々その言葉を開拓しています。私も当事者の一人であり、その視点から発達障害症状の言語化に尽力してきました。「あぶり出し型脳」というワードは、その半生の中で偶発的にできた言葉です。それが色んな人に通じたことは、素直に嬉しく、書いてよかったと思います。

 発達障害の未来については、当事者考察文化の維持が今後も重要になると私は考えており、その観点からも末長く自由に使われていってほしいと思っています。ただ、商業媒体でも言及される機会が増えつつあるので、今後想定されるトラブルを防止する為、あぶり出し型脳の使用に関するガイドラインや、関連記事などをまとめて本ページ内でお伝えすることにしました。

 「あぶり出し型脳」というワードの使用に関しても、最初にお伝えした「表記の仕方について(全般)」と同様にお考えください。ただし、表記や連絡が不要なものもあるので、ご面倒おかけしますが別途ご確認ください。


「あぶり出し型脳」というワードを使う場合(表記不要・連絡不要)

 商用・非商用、個人・企業など、媒体や規模を問わず、表記も連絡も不要です。
 なお、炙りだし型脳/あぶり出し脳/あぶりだし脳/炙り出し脳/炙りだし脳などなど、いろいろな言い方に派生していますが、オリジナルは「あぶり出し型脳」です。こだわりたい人はこだわってくださいw

あぶり出し型脳に関するご自身の考察を使用される場合(表記不要・連絡不要)

 商用・非商用、個人・企業など、媒体や規模を問わず、表記も連絡も不要です。私もたまにエゴサして皆さんの考察を楽しみに読んでいます。
 MBTI診断と組み合わせて考察されている方もいますね!

参考にしていないが、使用する内容が私の発信と似た場合(表記不要・連絡不要)

 あぶり出し型脳という考え方には、少ない要素で症状の連続性をとらえられる利便さがあり、その性質上、考えていけば誰しもが似たような考察に至る部分もあります。例えば、職業の向き不向きや、この症状を抱えた当事者が陥る境遇などがそうです。ですから、その考察がオリジナルなのか、私や他の媒体を参考にしたのか、白黒はっきりさせることは不可能だと思います。

 この問題について私はベストアンサーを持っておりませんが、自分で考えたことを自分の文章で書くことには、引用や参考の表記をする必要はありません。その上で、もし困ったことや判断に迷うことがあればTOPページのCONTACTからお気軽にご相談ください。

あぶり出し型脳に関する私の考察(文章や音声)を「引用・参考にしたもの」を発信する場合(表記必要・連絡任意)

 前項の「表記の仕方について(全般)」をご確認いただき、著作元がわかるよう表記をお願いします。
 また、その上でお願いがあります。


あぶり出し型脳を使用する場合のお願い・ご注意

 あぶり出し型脳の元記事を掲載後、実はあぶり出し型脳の改善に通ずる記事を掲載しています。しかし、あぶり出し型脳の掲載から1年ほど経っていたこともあり、改善法に関する記事は話題にならないまま現在に至ります。現状は、あぶり出し型脳の悲惨さだけが広まっている状態です。それは私にコントロールできないことですが、私の本意ではありません。

 そこでお願いがあります。あぶり出し型脳のご言及をされる方は、改善法を掲載している下記書籍、またはブログ記事も一緒に紹介してほしいのです。

 もちろん、ご言及される内容との相性次第では、紹介が難しい場合もあるかと思います。
 あくまでもお願いであり、ガイドライン上の強制ではありません。ぜひご一考ください。

あぶり出し型脳の改善法を収録している媒体

書籍
発達障害考察本: 31歳までグレーゾーンだった私がやってきた改善法
発達障害考察本2: 心理校閲
※考察本2の方には、あぶり出し型脳の元記事を改稿して完全版にした上で収録しています。改善法も収録しています。考察本1(31歳まで〜)の方には、元記事は収録していませんが、改善の仕方を収録しています。こちらも併せてご検討ください。

ブログ記事
【意識の加工法】人は「感覚→思考」の順で頭を使わないと狂ってしまうという話
発達障害特徴の克服その3『仕事の習得困難はこう治せ!』
※2022年5月現在、上記記事の内容を拙著のKindle本に収録している都合により、ブログ記事の方は大部分を非公開にしています。悪しからずご了承ください。

あぶり出し型脳の使用に関する注意事項

 上記の書籍、ブログをご覧くださればご理解いただけると思いますが、あぶり出し型脳」は私の考察過程でできた言葉であり、正式な医療用語ではありません。「仕事の進め方がわからない精神状態に陥っている状態」と、「帰り道の途中になぜかわかる」こと、この2つの現象が別々のものではなく、連続しているものとしてあつかう考え方を比喩的に表現した用語です。そのあぶり出し型脳としてあつかわれる範囲も、他の当事者の考察により拡大しています。

 その点、お間違えなさらないよう、お願い申し上げます。


その他 関連情報

元記事

【前編】社会は「あぶり出し型脳」を受け入れられるのか、その予感と考察――発達障害の私が気づいた定型と非定型の根本的違い
【後編】社会は「あぶり出し型脳」を受け入れられるのか、その予感と考察――発達障害の私が気づいた定型と非定型の根本的違い
※2022年5月現在、拙著のKindle本に収録している都合により、当該記事は大部分を非公開にしています。悪しからずご了承ください。

あぶり出し型脳の考察を収録している書籍

発達障害考察本: 31歳までグレーゾーンだった私がやってきた改善法
発達障害考察本2: 心理校閲
※考察本2の方には、あぶり出し型脳の元記事を改稿して完全版にした上で収録しています。改善法も収録しています。考察本1(31歳まで〜)の方には、元記事は収録していませんが、改善の仕方を収録しています。こちらも併せてご検討ください。

言及まとめ

togetter – 社会は「あぶり出し型脳」を受け入れられるのか、その予感と考察――発達障害の私が気づいた定型と非定型の根・本的違い
togetter – 「あぶり出し型脳」の発達障害考察
あぶり出し型脳 – Twitter検索 / Twitter
※togetterに作成した言及のまとめと、「あぶり出し型脳」のTwitter検索結果です。他の方のご言及が読みたい方はこちらを見てください。


『発達障害のあなたが職場で長く働く方法』(秀和システム)の引用に関して

 あぶり出し型脳のことは、秀和システム様から出版された『発達障害のあなたが職場で長く働く方法』をお読みになられて知った方もおられるかと存じます。

 当書籍には、旧ブログ(発達障害考察ブログ HYOGOKURUMI.Scribble)のあぶり出し型脳の考察記事(前編後編)で用いた解説と同一の文章が見受けられましたので、当方から出版社様へ連絡をとり、参考表記を付け加える対応をしていただきました。

 あぶり出し型脳の使用に関しては、当事者考察の文化を絶やさない為にも自由に使われてほしいというスタンスでしたが、専門家を著者とする商業書籍の中で、私の発信と同一の内容が、その専門家の職能による解説であると誤認する形で使用されることは想定しておらず、他への影響を考慮した上、上記の対応をしていただくよう要望を出した次第です。

 当方からの問い合わせは出版からだいぶ経った後だった為、紙媒体書籍や電子書籍のバージョンによっては参考表記がない場合がございますが、解決済みであることを当ブログ上でも周知させていただきます。

 発達障害のあなたが職場で長く働く方法|サポート|秀和システム
 https://www.shuwasystem.co.jp/support/7980html/5978.html


お問い合わせ

 あぶり出し型脳のことでお問い合わせのある方は、TOPページのCONTACTから聞いてください。

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