自分の異常レベルを考える為に、ステータス表を書いてみた

 自分はどれくらい普通ではないのか? という疑問をなんとかして明らかにしたかったのですが、頭の中ではごちゃごちゃして上手くまとまらなかったので、RPGゲームによくあるキャラクターのステータス表のように、自分の能力を数値に書き出してみることにしました。

 100を普通として、「国語20 数学10 社会0 化学0……」といった感じです。この取り組みによる周囲への影響はありませんが、これをしたことで私はこの疑問と向き合うことを終えることができました。「 普通」が分からない以上、普通のことはこうやって想像するしかなく、考え続けたところで事態が好転するわけでもないことがわかったからです。

 これ以降、頭の中で考えてもまとまらないことは、目で見て整理できる形にしてから考えることを意識するようになりました。基本的には紙への書き出しですね。いつまでも同じことをぐるぐる考えてしまうと、そのうち〝悩み化〟してしまうので、良い選択だったと思います。

 人はなにか考え事をする時、頭にあることをメモ帳に書き出すことがありますが、これはそれができるようになった時の話でした。

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 当時は今ほど脳の働きについて言語化できませんでしたが。悩みは〝悩み〟として抱えるのではなく、〝考え事〟に変換した方が良いということはわかりました。悩みはザルで水を汲むようなことであり、無駄な上に余計に心を病むからです。

 数値に置き換えたり言語化して細分化することは、現状を変える為の取っ掛かりを自分で作ることに他なりません。そこまでできればそれはもう〝悩み〟じゃなくて〝考え事〟ですね。発達障害が鬱病などの二次障害と隣り合わせと言われているのは、これができていない当事者が多いからでしょう。

 この他、「宝くじが当たった場合」を思い浮かべて小さな悩みを掻き消すこともやっていました。頭から離れないことがあったら、「それ1億円の宝くじが当たっても向き合うべきこと?」と自分に問いかけます。それでも「向き合う」と思えれば、それはお金ではない大事なことなんでしょう。これは結構便利で、「実は気にしなくてもいい小さなこと」を、すぐ頭からフェードアウトさせることができました。

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