【おすすめ】なぜか人を好きになる恋愛感情は吊り橋効果だと思うようにした

 私は子供の頃から、誰に対しても突発的に恋愛感情を持ってしまう謎の習性を抱えていました。親も兄弟も学校の先生も友達も、誰に対してもです。恋愛感情が強まると、きょどってしまったり落ち着かなくなりました。

 慣れていたので深く悩んだことはありませんでしたが、この頃、当事者活動を通して知り合ったとある発達女子さんと喋っている時に、この恋愛感情がそれまでにないほど強まってしまったことがあり、流石に困ってしまいました。自分には妻がいるからです(笑)

 その発達女子さんは活動仲間だったのでよくお会いする方でしたが、恋愛感情を持つ理由はありませんでした。

 ある時、その人と話しているといつも決まって不安が強まることに気づきました。その特徴から、この謎の心理現象が「吊り橋効果」であることに気が付けたのです。一応説明すると、吊り橋効果とは不安を恋愛感情と誤認してしまう心理現象のことです。

 私は発達障害のこともあってか、子供の頃から情緒不安定で、人の言葉を聞いているだけで否応なしに不安が強まり、喋っている相手に対して吊り橋効果が生じて、恋愛感情を持ってしまっていたというわけです。

 この気づき以降、人と話していると恋愛感情が強まる謎現象がピタリと収まりました。気づくだけで治る系の症状だったようです。

 この話を考察ブログに掲載したところ、数名の女子さんから心当たりがある旨のコメントをいただきました。「自分はなぜか変な男から好かれやすい」「ちょっと会話しただけなのに好かれることが多い」という悩みをお持ちの女子さんにお聞きします。

 あなたはもしかして、多弁じゃないですか? 多弁とは、口数が多く、よく喋ることです。相手が情緒不安定なコンディションだった場合、多弁なあなたと会話したことで吊り橋効果に陥ったのかもしれません。

 吊り橋効果は恋愛感情といえる内はまだいいですが、この感情は暴走すると「キスしたい・抱きつきたい・おっぱいさわりたい・ヤりたい」といった性的な欲情にまで進化します。実際、発達障害界隈では当事者会で知り合った男性に、体を触られた、脱きつかれた、勝手に家に入られた、ストーカーされた、ホテルに誘われた、二人っきりの状況で肉体関係を迫られた……などなど、異性間トラブルの話が絶えません。鬱病や統合失調など、二次障害を抱えている人も多い当事者コミュニティでは、〝起こるべくして起きている〟と言えるでしょうか。

 多弁特徴に心当たりがある女性さんは、好かれたくない人と話す時、喋る頻度をちょっとだけ気にしてみてください。

 ……逆に落としたい男性がいる場合は、その人の前で喋りまくっ(以下省略)

 ……営業の仕事で契約を取りたい場合、決済者と話す時は多弁を意識して(以下省略)

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